花粉症

■花粉症の症状
主な症状として鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみなどがあげられ、症状がきつくなるとティッシュを箱単位で使用し、涙が止まらなくなります。

■花粉症の発症
花粉症に「前兆」と言うものは存在しません。春先のある日突然誰かに噂されたわけでも風邪を引いたわけでもないのにくしゃみがとまらなくなったり、目じりがかゆくなったり、鼻水がやたら液状にズルズルになった場合、それは間違いなく花粉症。中には「いやいや、これ花粉症じゃないからね?…単なる風邪だからね?』と言い張る方もごくごくいらっしゃいますが、花粉症です。もしこう言って引かない方が身近にいらっしゃったら、耳元でこう囁いてやりましょう。「ようこそ!」。
「この延々と続くうっとおしい世界にようこそ!」…と。

・花粉症の原因
そもそもの原因は花粉に対する人体のアレルギーです。ところが本来、花粉は人体には無害。アレルギー自体がいわば異物に対する過剰反応で、免疫機能の暴走といわれています。また、よくよく観察していると花粉症は人だけではなく…イヌやネコ、動物園の動物などでも確認することができます。

■花粉症対策グッズ
グッズ…装備といえば、マスク、目薬、点鼻薬、処方薬などがあります。中でもなかなか評判がいいのが…「エーザイの塗るマスクことクリスタルヴェール」です。マスクを付けると、息苦しくなるのはもちろん、接客業などで付けたくてもつけられないケースは多々あります。そんな時、この「塗るマスク」は役に立ちます。指でさっと塗るだけ、しかもお化粧の上からも塗ることができるので、マスクでお化粧落ちしてしまう心配もないのだとか。価格はamazonによると1230円だそうです。
また、某NHKの番組で「ダチョウ抗体マスク」を猛烈に取り上げていましたね。
ダチョウ抗体マスクとは、ダチョウの持つ回復力・免疫力を大いに含んだ、ダチョウの卵の卵から成分を抽出し、マスクにコーティングした物。何が他のマスクと異なるかというと、仮に花粉症の成分がマスクを通過したとしても、通過したときには有害性は取り除かれて、症状が引き起こらないと言われているんですね。価格はメーカーによって異なると思いますが、「クロシード:ダチョウ抗体マスク」はレギュラーサイズ3枚セットが1980円だそうです。

■花粉症に効果的な食べ物
ズバリ「ニンジン」です。ニンジンのもつ「ビタミンA」。
このビタミンAは粘膜保護を強化する成分を持っているのだそうです。
ビタミンAには皮膚、口腔、目、鼻、肺などの粘膜を保護し、強化する働きがあります。粘膜は外から侵入する花粉やウィルスをブロックする役割があるので、強化されることで侵入を防ぐことにつながります。逆に、ビタミンAが不足するとブロックできず、侵入されやすくなってしまいます。にんじんに含まれるβ‐カロテンは、体内に入ると不足している分だけビタミンAに変換されるという、嬉しい効果があります。ビタミンAは過剰摂取することで、頭痛や吐き気といった症状が出る可能性があるとも言われていますが、β‐カロテンは不足分だけビタミンAに変換されるので、過剰摂取の心配もありません。
他の野菜と比べ、にんじんは格段にβ‐カロテンの含有量が多いので、「1日たった半分食べるだけ」で必要量を補え、ビタミンAの不足を防止してくれます。

加熱しても崩れにくいので食べやすい
野菜を食べるときに意識したいのは食べ方です。やれ火を通すとよくない。水に浸しすぎるとよくないなど…ありますよね。生野菜を毎日必要量食べるのは簡単なことではありません。加熱するとかさが減り食べやすくなりますが、ビタミンは何割かは損失してしまいます。ところがニンジンのもつβ‐カロテンは熱を加えても壊れにくいという特徴があります。そして、油と一緒に摂ると吸収がよくなる性質を持つので、野菜炒めやきんぴら、にんじんグラッセなど普段の食事にとり入れやすいんですね!

■さらに嬉しい効果
ビタミンAが皮膚粘膜を強化することで、肌のツヤがよくなったり、ニキビの予防やドライアイの予防にも効果的です。また、鼻や口腔、肺の粘膜を強化することでウイルスの侵入を防ぎ、風邪をひきづらい体質づくりにもつながります。

花粉は2月以降飛散量がどんどん増えていきます。今のうちから粘膜を強化し、花粉や風邪に強い体づくりをしてくださいね!